目標は誰のためか
自己啓発の目標を設定するにあたって、ビジネスでの成功や家庭の幸せを目標にする人が大勢いらっしゃいます。
これに限らずとも、自己啓発の目標とは突き詰めれば“人生における充実”ということになるでしょう。
人生を充実させるためには、必ずや自分以外の人間との関わりが重要になります。
ビジネスで成功させるには有益な人間関係が必要となりますし、家庭の幸せともなれば言うまでもなく家族間や親戚・近所とのコミュニケーションが大切ですね。
つまり、自己啓発には必ず人間関係の向上やコミュニケーション能力のアップが含まれます。
そのため、自己啓発を進めるひとつの方法としてコミュニケーションセミナーの受講も有効なのですが・・・
ただ、上記のように自己啓発の目標に他人が深く関わることによって、肝心の自分にとっての目標を見失わないよう注意が必要です。
ビジネスでの成功を目標として考えた際、自分ばかりでなく他社員や取引先の成功も関わってくるでしょう。
家庭の幸せを目標として考えた際、配偶者や子供たち、それに両親が幸せでなければ意味が無いとも考えるでしょう。
自分以外の誰かも成功を収め、そして幸せになれるよう・・・それは立派な目標です。
できるかできないかは別としても、心の片隅に置いておくだけでも尊敬に値することだと思います。
しかし、勘違いしてはいけません。
自己啓発とは自分のためのことであり、他人のためのこととなるとそれはもはや“自己”啓発ではなくなるのです。
他人のためと思ってしまうと、自己啓発をその人に依存して行うことになってしまいますの。
あくまでも自分のための目標であることをお忘れなく。
ビジネスと目標の関係
自己啓発の目標とビジネスの目標には非常に深い関係があります。
これは今更述べることでもないかもしれませんが、深い関係があるからこそ何度も特筆しておくべきことでもあるでしょう。
自己啓発を始めたばかりで目標もそれほど明確に定まっていない方の中には、ビジネスの目標とどう関係があるというのか、疑問に思われる方もいることでしょう。
しかし、目標達成に向けて取り組んでいくうちに、きっと気付くはずですよ。
自己啓発のおかげで、行っているビジネスも順調に進められているということを。
そうそう、注意しておきますが、これは誰にでも当てはまることです。
事業化や会社役員に限らず、それこそ平のサラリーマンにでも。
さて、その目標の関係ですが、まずビジネスの目標について考えてみましょう。
ビジネスの目標は仕事内容や事業目的によって様々なので、ここで何かひとつを例に挙げることはできませんが、それらには共通点があります。
成果を上げようとするなら、必ず必要になってくること・・・
「コミュニケーションスキル」
「目標設定や時間管理のスキル」
「メンタルマネジメントスキル」
具体的には考えていなくても、心の隅でこれらが必要であることには気付いているはずです。
必要性に気付くということは、これが一種の目標でもあるということです。
自己啓発の目標を具体的に決めるとなると、いつの間にか目標としてあるこれらを自己啓発の目標として充てることになるでしょう。
すると、最初はビジネスのためのつもりはなくとも、フォトリーディング等を学んだりしているうちにビジネス心理学にも触れるようになってきますね。
そもそも、ビジネスは生活・人生の大半を占めているため、必然的に自己啓発の目標とも深く関わることにはなるものですが・・・
ゴールとスタート
自己啓発は長距離走に例えられます。
最終的な目標は辿り着くべきゴール、そこへ至るまでのみちのりが自己啓発を進める過程です。
長距離走にゴールがなくてはレースが成立しないのと同じように、自己啓発も目標を設定しなくては成り立ちません。
過程以上に大切な目標。
同じように、自己啓発において重要なものがもうひとつあります。
ゴールがあれば、スタートがある。
自己啓発において重要なもの、それはすなわち、現在自分が置かれている状況や立ち位置です。
これを知っておかなければ、ゴールまでどれほどの距離があるかわかりません。
ゴールまでに1時間で完走しようと思っても、3キロだったら可能でしょうが、42.195キロだったら到底不可能ですよね。
スタートを知っておくことは、目標達成までの過程を考えるための必須事項なのです。
これらは当たり前のことですが、自己啓発を心がけたはいいものの途中で挫折してしまう大半の原因がこれです。
現在の状況から目標までの距離と、自己啓発目標を達成するまでの過程が見合っていないために、そのことにさえ気付かずに自己啓発を投げ出してしまう人が意外にも多いのです。
これから自己啓発を進めるのでしたら、目標を設定すると同時に、必ず自分の現在の立ち位置を確認してください。
そのうえで、無理なく自己啓発を進められるよう、みちのりやペース配分を考えましょう。
みちのりやペース配分は、先日お話した「5W1H」を参考にするといいでしょう。
特に、そのうちの「How」を考えるのに役立ちます。
「5W1H」
自己啓発において、目標を設定することはもっとも大切なスタートです。
目標はこれから進む方向です。
この方向がずれていては、望むところへ辿り着けません。
さて、その重要な目標設定の方法ですが、まず心がけるべきことがあります。
ひとつに、目標の設定は具体的に。
もうひとつに、目標を明確にして前向きに考える。
こういったことは自己啓発に関する書籍ならどれにでも書いてあることなので、自己啓発を進めようとしている人なら誰でも分かっていることかもしれません。
しかし、それだけに良く考慮してください。
どの本でも口を酸っぱくして注意しているということは、それだけ大切だということです。
ではどうすれば具体的に、そして明確になるのか。
その方法のひとつとして5W1H法というものがあります。
5W1Hといえば、英語の基本である「What(何)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」ですね。
これが、自己啓発で目標を設定するにあたってとても役立つのです。
何か一つ目標を立てるときに、この5W1Hをひとつずつ埋めていきましょう。
例えば、何か資格を取りたいとき。
What(何)→何の資格を?
When(いつ)→いつの試験で?
Where(どこで)→どこの試験会場で?
Who(誰)→誰が?(多くの場合は自分が)
Why(なぜ)→何のために?(スキルアップなど)
How(どのように)→どうやって?(勉強の計画・内容など)
このようになるのではないでしょうか。
これだけでも充分具体的ですが、場合によってはHowの内容を増やすことも考えられます。
「How long(期間)」「How much(予算)」といったふうに。
目標の必要性
何をするにおいても目標はあるものです。
仕事をすることにおける目標は、人によってはお金を稼ぐためでしょう。また他の人によっては専門技術を身につけるためかもしれません。
もっと分かりやすい例でいえば、外出は何のためでしょうか。学校や会社またはお店へ行くためですよね。散歩やドライブだって立派な目標です。
このように、人がすることには何かしらの目標があります。
ただ、自己啓発においては、成功者の目標の挙げ方が違うのです。
その例をご紹介しましょう。
幾人かの成功者に共通していることで、目標達成のための技術というものがあります。
それは目標を数字で表すこと。
いつまでに何をするとか、何をどれだけ行うといった、期日などを数字で表現することです。
それも、パソコンなどを使うのではなく、手帳などに手で書きます。
こうすることによって、自分の脳に刷り込ませ、目標を達成することの熱意を高めることができるのだといいます。
とある、急激に発展した企業の代表取締役は、手帳にその日その日のすべきことをびっしりと書き込んでいました。
ひとつひとつに着実に取り組み、完了したことから赤色で線を引いていたそうです。
そのため、手帳は常に真っ赤。
やり漏らしたこともないといいます。
とはいえ、自己啓発ではただ闇雲に目標達成に向かうのではありません。
重要なのは、目標に関係した資料を集めて熟読すること、自己啓発の内容や目標について集中して考えること、体調管理は怠らないこと、目標以外の管理も怠らないこと、です。
1つ目と2つ目は言うまでもないでしょうが、3つ目と4つ目にも気をつけましょう。
これらが原因となって途中退場とあっては本末転倒もいいところですからね。